2倍速で生きる女 NEW

やりたいことが多過ぎて他人の2倍くらいのペースで熟していかないと時間が足りなくなった人。結婚、出産してさらに深刻な事態に。

エッセイ

先輩は神様という文化

SNSの普及により、プロ野球選手のプライベートが覗けるようになった。ファンとしては嬉しい限りである。私も贔屓の球団を中心として、多くの選手のインスタやTwitterを見ている。他球団の選手同士でも交流があったり、意外な趣味を持っていたり、普段野球の…

他人にとっての正解は、私にとっての正解じゃないから

久々に演技のトレーニング的な本を読んだ。演劇学の本は読んでいたが、トレーニング本となると、演技の勉強を始める以前にちょこっと読んだ程度だ。演技を始めたばかりの初心者ではないので、基礎的な部分については、なかなか教えてもらえる機会がない。少…

稚拙な文章

毎年出されるたくさんの夏休みの宿題。その中でも、毎年すぐに終わるものと夏休み終了間際になってやっと取り組み始めるものは、大体決まっていた。漢字ドリルや計算問題など、一問一答形式でサクサク進むものは、大抵すぐに終わる。一方、国語の文章題や美…

数秒のコミュニケーション

朝、時間に少し余裕があったので、開店直後の百貨店へ足を踏み入れた。こんな早い時間に百貨店に入るなんて、小学生以来かもしれない。 この百貨店は私が幼稚園くらいの頃から、度々買い物に来ているお店だ。学生時代には、地下でアルバイトをしていた事もあ…

子供の頃の将来の夢って覚えていますか?

子供の頃の「将来の夢」は学校の先生だった。「学校の先生になりたい」と言うと、周りの大人が喜んでくれたからだ。皆んなが褒めてくれた。嬉しかった。本当に学校の先生になろうなんて微塵も思っていなかった。 小学生の時、『GOOD LUCK!!』というドラマを…

憧憬

売れない役者。稽古して、バイトして、古くて狭い木造のアパートを基地みたいにして、仲間とくだらない事で笑って泣いて…貧乏ながらも大好きなお芝居に楽しそうに取り組む姿……… そんな若者が子供の頃の私には輝いて見えた。そして、いつしかそれは憧れとなっ…